サッカーJ2の「モンテディオ山形」は10月6日に会見を開き、建設を予定している新スタジアムについて、相田健太郎社長が「2025年の着工を目指す」と整備計画について発表した。冬でも観戦する人が快適な作りにするほか、地域のにぎわいを生み出す機能も持たせるとしている。
将来的には2万人収容
新スタジアムは今の本拠地であるNDソフトスタジアム山形(天童市)がある県総合運動公園南側の特設駐車場に建設される。

モンテディオ山形の相田健太郎社長は「スタジアムをハブとして県内全域の素晴らしい物や事・そして人をつなぎ合わせて、県内・県外、そして海外にも発信して体験できる場を提供したい」と話す。

当初2025年の使用開始を目指していたが、新型コロナウイルスの影響を受けるなどし、いまだ着工には至っていない。

会見で相田社長は2025年春の着工・2027年7月の完成を目指すと発表した。収容人数はJ1のライセンスを満たす1万5,000人で、将来的にさらに5,000人増やし、2万人を収容できる設計にする。
冬の観戦環境も整え活気ある場所に
雪国のクラブだからこそ力を入れるのが、冬の観戦を快適にするための整備だ。

モンテディオ山形・相田健太郎社長:
Jリーグから言われているのは、現在のスタジアムは屋根の充足率が足りないと。もう1つは冬場に試合をしないといけない場合、それに耐えられる、お客さまを呼んで見ていただく環境がない。それをやらないといけない

新スタジアムでは全ての観客席を覆う屋根をつけるほか、ヒーターの設置も検討している。このほか、民間と協力し、住居やホテル・商業施設を併設させ、試合がない日もにぎわいが生まれる場所にしたいとした。
総工費は当初100億円を見込んでいたが建設資材の高騰もあり、今後増えることも想定しているという。
(さくらんぼテレビ)