今年7月に法改正され、時速20キロ以下のものについては免許が不要となった電動キックスケーター。しかし今年8月、電動キックスケーターを無免許で運転した疑いなどで新潟市の女子大学生が検挙された。女子大学生が運転していたのは、時速20キロを超える電動キックスケーターだった。

電動キックスケーター 無免許運転で書類送検

無免許運転と自動車損害賠償保障法違反の疑いで書類送検されたのは、新潟市西区に住む女子大学生(23)だ。

女子大学生は今年8月、無免許で自賠責保険にも契約せず、新潟市西区の市道で電動キックスケーターを運転した疑いが持たれている。

新潟市西区
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電動キックスケーターをインターネットで購入したという女子大学生。

この電動キックスケーターをめぐっては、今年7月から最高速度が時速20キロ以下などの条件を満たせば16歳以上は免許無しで運転できるようになった。

しかし、時速20キロを超えるものは原付バイクと同様の扱いとなり、運転免許証や自賠責保険への加入が必要となる。

通報により判明 県内では初の検挙に

検挙された際、自転車走行レーンを走り、ヘルメットはしていなかったという女子大学生。

一体なぜ、女子大学生の乗るキックスケーターが時速20キロを超えるものだと判明したのか。

警察によると、近くを通った人から「キックスケーターに乗っている人がいるが、大丈夫なのか」と通報があったことで、警察が捜査したところ、女子大学生が乗っていたものは最高速度が時速20キロを超えるものだと判明したという。

警察の調べに対し、女子大学生は「免許が必要なことは知っていた。通学の足として使っていた」と話している。

新潟県内で初めてとなった電動キックスケーターによる違反での検挙。警察は保安基準やルールを確認した上で電動キックスケーターを利用するよう呼びかけている。

(NST新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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