熊本市にある陸上自衛隊の駐屯地などを視察した木原稔防衛相は、4月に起きた陸自ヘリの墜落事故について、2度と事故が起こらないよう再発防止を含め適切に対応する考えを示した。
防衛相就任初 熊本の自衛隊を視察
木原防衛相は9月23日、九州・沖縄を管轄する陸上自衛隊・西部方面隊の総監部がある健軍駐屯地や、第8師団の司令部がある北熊本駐屯地などを視察した。

健軍駐屯地では約780人の隊員を前に「南西地域の防衛体制の強化は喫緊(きっきん)の課題である。諸君が果たすべき職責は一層重くなっている」と訓示した。

また、殉職隊員の慰霊碑に花を手向け、4月に起きた陸自ヘリの墜落事故で犠牲となった10人を追悼した。

木原防衛相:
防衛大臣としては2度とこういった事故が起こらないように再発防止等を含めて適切な処置をしていきたい

会見で木原防衛相は、高遊原分屯地(たかゆうばるぶんとんち)の視察で海底から引き揚げられたヘリの機体を確認したことを明らかにした上で、事故原因の調査をしっかりと進める考えを示した。
(テレビ熊本)