中国・江蘇省で巨大な竜巻が複数発生。街は破壊され、多くの死傷者が出た。

あちらこちらで火の手が上がり…壊滅的な被害

車での移動中に遭遇した、激しい風と雨。街路樹は大きく揺れ、大きな物体が空を舞っている。

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現場は、中国・上海の北側にある江蘇省。19日午後、巨大な竜巻が立て続けに発生し、10人が死亡した。

現地のSNSには、竜巻に遭遇した人たちが捉えた映像が掲載された。竜巻が渦を巻いている様子も確認できる。

なかには、竜巻が去った後、壊滅的な被害を受けた街の様子が記録された映像もあった。

あちらこちらで火の手が上がり、横転した車も確認できる。

現地メディアによると、竜巻は19日午後5時頃と、午後8時すぎに2度発生。2つの竜巻で10人が死亡し、8人が負傷した。また、少なくとも137軒の家屋が倒壊し、約2260軒の家屋の一部が損傷した。現場では、最大瞬間風速41.8メートルを観測したという。

江蘇省では8月にも竜巻が発生していて、2人が死亡、15人がけがをしたほか、約280棟の住宅に被害が出ている。

中国当局は、江蘇省沖の黄海近くの沿岸地域で、強風に対する警戒を呼び掛けている。
(「イット!」 9月20日放送より)

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