福島県内の高齢者の割合は年々増加していて、最新のデータでは過去最高の33.3%、3人に1人が65歳以上となっている。「いつまでも若々しく、元気に!」この言葉を体現している男性が福島県田村市にいた。
己を追い込む81歳
「長生きしたいという目標は無いんですよ。ただ私は元気で居たい。老人にとっては元気が宝だと思っています」こう話すのは福島県田村市の飯山誠一さん、御年81歳。週6日スポーツジムに通い、身体を鍛えている。

腹筋は己を追い込み、90回繰り返す。「平らにしちゃうと100回やっても疲れないんですよ。だから少しきつめにした方がやりがいがあるんです」と飯山さん。

人呼んで”スーパーおじいちゃん”
この日のメニューは、ベンチプレス30キロを100回、レッグプレス40キロを80回、そしてウォーキング。

スポーツクラブコミスポの成田里奈さんは「飯山さんはスーパーおじいちゃんという風に皆さんに言われてます」と話す。

版画は生涯の友
ただ飯山さんの情熱は、身体づくりだけにとどまらない。それは、19年前から始めた版画。奥会津地方の風景を中心に、約50の作品をほぼ独学で制作。権威ある賞なども受賞している。

「版画は生涯の友と考えています。これからも精進することは自分の生きがいにしていきたい。そのために健康でなくてはいけない」と飯山さんはいう。

苦しむことを恐れない
スポーツと芸術を極める飯山さん。その原動力となっているのが“挑戦する心” 飯山さんは「両方楽しいです。でも、両方苦しいです。苦しむことを恐れないという事は、健康づくりに必要なんじゃないでしょうか。1つの目標を持ってチャレンジする事も、長寿の何かの足しになっているようには思います」と語った。

(福島テレビ)