埼玉県こども動物自然公園で、ネズミの仲間の「グンディ」が何匹も重なり合う姿が見られた。

飼育員によると、グンディは仲間意識がとても強く、重なり合うことはコミュニケーションの一つだということだ。

グンディが重なりまくる

茶色い生き物「グンディ」が、岩場の上で身を寄せ合って、くつろいでいる。

2020年、埼玉県こども動物自然公園提供。グンディの様子
2020年、埼玉県こども動物自然公園提供。グンディの様子
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グンディは、アフリカ北部に生息する原始的なネズミの仲間だ。

グンディとはアラビア語で「警護人」という意味がある。岩場で周囲を警戒する様子が語源とされている。

グンディには、特有の行動がある。それは、重なることだ。

1匹の上にもう1匹が重なり、フリーズ。

グンディ4匹が重なっている
グンディ4匹が重なっている

他にも、2組が隣同士で重なったり、縦に3匹がきれいに重なることもある。

先日は4匹が重なった。後ろの3匹は、整列しているような状態になっている。

グンディは仲間意識がとても強い

なぜ、こんなに重なるのだろうか。

埼玉県こども動物自然公園飼育員・齊藤香央梨さんによると、「仲間意識がとても強い。コミュニケーションの一つ。お互いのにおいを確認したり、安心しているのでは」ということだ。

グンディは、キスをするようなしぐさで、コミュニケーションをとることもあるという。

日本で飼育しているのは、埼玉県こども動物自然公園など2カ所だけだ。
(「イット!」 9月15日放送より)

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