パリオリンピックの出場権をかけたバレーボール日本代表の戦いがまもなく幕を開ける。
その代表選手たちの“もうひとつの顔”に注目する。
オリンピック出場の鍵を握る“日本一の兄妹”
国際大会で日本に46年ぶりのメダルをもたらした“史上最高の逸材”石川祐希選手(27)。
この記事の画像(17枚)そんな男子の「イシカワ」とともに注目されるのが、女子の「イシカワ」。
20歳以下の世界選手権で日本を初の頂点へと導いた立役者、石川真佑選手(23)。
2人が持つ“もうひとつの顔”は、男女ともにパリオリンピック出場の鍵を握る“日本一の兄妹”。
── お互いの呼び方は?
兄・石川祐希選手:
僕は「真佑」って呼んでいます。
妹・石川真佑選手:
(恥ずかしそうに)ゆうくん...。
兄・石川祐希選手:
ケンカとかはしていたと思います。ゲームとかよくして僕が全部勝って、(妹が泣いて)お母さんに僕が怒られるみたいな(笑)。
“お兄ちゃん”の背中をずっと追いかけてきた妹
5歳上の兄・祐希選手の影響でバレーを始めた真佑選手。
大学生で日本代表に選ばれた“お兄ちゃん”の背中をずっと追いかけてきた。
妹・石川真佑選手(当時中学3年):
お兄ちゃんみたいに全日本でも活躍できるような選手になりたいなって思います。
並んで撮影するシーンでは...。
── 似てるなやっぱり!
兄・石川祐希選手:
似てます?
高校で日本一に輝いた真佑選手。
それでも“偉大な兄”の存在は、時に大きな重圧にもなった。
妹・石川真佑選手(当時高校1年):
── 周囲から“石川祐希の妹”と呼ばれる
ずっと言われ続けるのはちょっとイヤだから...。
憧れでもあり、ライバルでもある兄は、常に真佑選手の前に立ちはだかる。
一緒の練習では、妹のスパイクを兄が片手でブロックするシーンも。
周りの選手:
お兄ちゃん強い!
いつか絶対に超えるよ、おまえ(真佑)は!
お互いに切磋琢磨してきた兄妹
2人のバレー人生は、まさに二人三脚。
高校時代、試合に負けた真佑選手が涙ながらにインタビューに答えると...。
兄・石川祐希選手(当時大学3年):
たまたまテレビつけたら、妹が泣きながら話してました(笑)。『悔しいです!』って、泣いて話していて、ビックリしました(笑)。
現在、イタリアのチームに所属する祐希選手。離れ離れで暮らしながらも、“お兄ちゃん”は妹の活躍をいつも見守っている。
兄・石川祐希選手:
妹の試合の結果とスタッツ(成績)は確認しています。
── それはご存じでしたか?
妹・石川真佑選手:
いや、知らないです。
兄・石川祐希選手:
言っていないので(笑)。
── 妹さんへの愛を感じました。
兄・石川祐希選手:
いや! ただ気になるだけなので。
まずは16日、女子から開幕する大一番。
兄妹そろって、パリへの道を切り開く戦いがいよいよ始まる。
(「イット!」9月14日放送より)
FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023
日本戦全戦をフジテレビ系独占中継!
女子大会 9月16日(土)-9月24日(日)
男子大会 9月30日(土)-10月8日(日)
東京・国立代々木競技場 第一体育館にて開催