熊本県選出の2人の国会議員が初入閣だ。
岸田内閣改造で木原稔衆議院議員が防衛大臣に、松村祥史参議院議員を国家公安委員長に就任することになった。熊本県内の反応を取材した。
現在5期目の木原稔衆議員防衛相に
防衛相に起用された・木原稔議員:
弾道ミサイルの可能性があると、緊張感が高い中でのきょうを迎えた
「北朝鮮が弾道ミサイルの可能性があるものを発射した」と防衛省が発表する中、自民党の木原稔衆議院議員は、国会議員会館の自室で電話連絡を待った。

防衛相に起用された・木原稔議員:
「至急、官邸にきてください」と首相の言葉を秘書官から連絡が入りました

防衛大臣に決まった衆議院熊本1区選出の木原議員は熊本市出身の54歳。2005年の衆議院選挙で初当選し、防衛政務官や財務副大臣、首相補佐官などを歴任し現在5期目だ。
木原議員は少し緊張した面持ちで首相官邸に入った。

防衛相に起用された・木原稔議員:
(岸田首相からは)安全保障環境が大変厳しい中で高い緊張感を持って防衛大臣という役職を務めてほしいと(言われた)。(きょうも北朝鮮から)弾道ミサイルと思われるものが2発が発射されて、常に高い緊張感を持って臨んでいかなければらない
国家公安委員長の松村参議員の地元も…
一方、自民党の松村祥史参議院議員の熊本事務所では、後援会のメンバーが新しい閣僚名簿の発表を息をのんで待った。

参議院・熊本選挙区選出の松村祥史議員はあさぎり町出身の59歳。2004年の参院選で初当選し、現在4期目です。経済産業政務官や経済産業副大臣などを歴任している。

国家公安委員長に起用された・松村祥史議員:
国家公安委員長としての役職は極めて重いと考えている。警察庁の状況を把握したうえでしっかりと治安維持に頑張りたい
熊本事務所ではお祝いの電話が鳴りやまず、次々と花が届けられていた。

後援会 松栄会・那須研志副会長:
「おめでとうございます」と(きのう)電話したら(本人から)「これからも頑張るからよろしく」と言われた

後援会 松栄会・岩崎徹会長:
私たちも後援会として(松村議員の入閣が)目標だったので、これからも応援していきたい
また、松村議員の地元・あさぎり町では、住民から「あさぎり町からすごい人が出てうれしい限りです」や「長年の夢だったので、大臣になってうれしい」と喜びの声が聞かれた。
自民党県連会長に熊本県知事は…

自民党県連・前川收会長は、2人入閣について「2人同時に入閣するという情報はこれまでで初めてなので、大変喜んでいるというのが今の率直な気持ち」、「わが県はTSMCをはじめとしたさまざまな課題がある。課題解決は県だけではできないことがたくさんあるので、そこは国としっかりとした連携が必要。連携を保つという意味で内閣の中に籍を置く人が県選出の自民党議員が2人も出るということは頼もしい限りです」と語った。

蒲島熊本県知事:
防衛大臣と国家公安委員長は2つともとても重要なポスト。特に日本の安全という意味では立派な方々が登用されてうれしいと思いますし、きっと仕事としても立派な仕事をされるのではと思います
(テレビ熊本)