2021年7月に新潟県長岡市で小学生未満の息子をベッドの上から投げ落とすなどの暴行を加え、ケガをさせた疑いで40歳の父親と29歳の母親が逮捕された。警察は日常的な虐待があったとみて捜査している。
虐待か…息子は全治約1週間のケガ
傷害の疑いで逮捕されたのは、長岡市の会社員の父親(40)と無職の母親(29)の2人だ。
2人は共謀のうえ、2021年7月20日午後8時ごろ、長岡市内の自宅で小学生未満の息子に対し、父親が腕を引っ張ってベッドの上から投げ落とし、テーブルに衝突させる暴行を加え、母親がこれを黙認した疑いが持たれている。
これにより、息子は額から出血するなど全治約1週間のケガをした。

事件は2023年8月に親族から相談があり発覚。息子は行政機関が保護している。
警察の調べに対し、父親は「ケガを負わせていない。息子が自ら転んでケガをした」と容疑を否認。母親も「大けがをしたのは事実。夫が何をしたかは一切見ていない」と容疑を否認している。

警察は日常的に虐待があったとみて詳しく調べている。
また、長岡市によると、市には数年前から相談が寄せられていて、支援対象の家庭になっていたという。

県は児童虐待に関する相談を住んでいる地域の児童相談所などで受け付けている。電話番号「189」で近くの児童相談所にもつながる。
また、子育てに悩んでいる人は各自治体で相談窓口が開設されているので、相談してほしい。
(NST新潟総合テレビ)