8月31日東京・浅草の隅田川沿いに、三脚とカメラを構える多くの人が集まっていました。

彼らの目的は、「東京スカイツリー×スーパーブルームーンのコラボ」。
夜空に出現したのは、満月が1年で最も大きく見える「スーパームーン」と、1カ月に2度目の満月「ブルームーン」が重なる「スーパーブルームーン」。

なんと見られるのは13年ぶりのこと。
その貴重な月と東京スカイツリーを一緒に写真に収めようというのです。
めざまし8が取材に向かうと、多くの人が立ち止まり、貴重な1枚を撮ろうとスマートフォンを構えていましたが、なかなかうまく撮れません。

その理由は…
30代男性Aさん:
ちょっと雲が多くて撮りづらいですよね…。

あいにく雲が多く、撮影に苦戦する人が続出。
30代男性Aさん:
まぁ雲をいい感じに生かした写真を撮れればなって思いますけど。

今回200万円もかけた機材を持参していたAさんが、その渾身の写真を見せてくれました。

黄色にきらめくスカイツリーの横で、ほのかにぼやけた「スーパーブルームーン」が存在感を放つ貴重な1枚です。
30代男性Aさん:
写真の良さは、一瞬を切り取るというか、二度と見られない瞬間を切り取れるっていうのがいいですよね。
また、別の30代男性にも写真を見せてもらいました。

深紅に光るスカイツリーの真上に、大きな「スーパーブルームーン」が浮かぶ、赤と白の対比が美しい1枚です。
バイクで来た男性はヘルメットをかぶったまま、カメラを構えベストなタイミングを待っています。

――なぜヘルメットをかぶっているんですか?
バイクで来た男性:
バイクできたんでさっと撮って帰ろうと思ってたんですけど(雲で)隠れちゃって…。
月が雲で隠れたため、予定外の長期戦に。何とか良いアングルを探した結果は…、

スカイツリーの奥にスーパーブルームーン。淡い光が一体化し、幻想的な写真に仕上がっていました。
夜景×スーパーブルームーンのコラボは?
池袋・サンシャインシティ60階にある高さおよそ220メートルの展望台には、東京の夜景を眼下に“スーパーブルームーン“を鑑賞しようと、多くの人が集まっていました。

真剣なまなざしで写真撮影していたのは、埼玉から来た小学生の姉妹です。

小学生(10)「見れてよかった」
――普段見る月と違うところってある?
小学生(10)「いつもより明るい、おっきい」
都会の夜景のなかに、大きなスーパーブルームーンが浮かび上がっていました。

熱狂は海の向こうでも…
スーパーブルームーンの熱狂は海の向こうでも広がりを見せていました。


イギリスではそびえ立つ大聖堂の背後に赤く輝くスーパーブルームーンが。

スペインでは、高さ76メートルあるジェットコースターと競演。

世界中の人を魅了したスーパーブルームーン。次に観測できるのは6年後の2029年です。
(めざまし8 9月1日放送)