電源が入らなくなった携帯電話「ガラケー」を復活させて、保存された写真をプリントアウトして渡すイベントが、三重・四日市市で行われた。
10年前に亡くなったおじいちゃんと再会した家族も…

まるでタイムカプセルを開けたように、ガラケーを手に目を細める人々…。
男性:
娘の成人式の写真です。ビックリした、こんなの。懐かしいですね。印刷してもらおう

懐かしい画像やメール。思い出との再会を喜んでいた。
三重・四日市市のショッピングモールでの一コマ。長い間使わず、もう電源が入らなくなったガラケーの無料復旧サービスをKDDIと地元ケーブルテレビ「CTY」が受け付けていた。

KDDIブランド・コミュニケーション本部の担当者:
アンケートを取ったら、約9割の方がまだガラケーを捨てずに持っていると。いつの日か起動しないかなと期待されているんだろうと、お困り事なんだろうなというところがありまして
充電もできなくなったガラケーを専用の機器を使い再起動。
妻:
捨てるに捨てられないから、みんな取っておいたんですけど
夫:
今日は何台あるんだろう?9台ですね
9台も持ち込んだご夫婦。どんな思い出が出てくるのか…。

妻:
あっ、亡くなったおじいちゃん。主人の父
夫:
もう10年くらいになるかな
妻:
90歳で亡くなったんですよ。元気な時やな
夫:
私よりも家内の方が、親父とはよくいろんな所に行ってましたから
妻:
久しぶりのご対面です。懐かしいですよね。一瞬にして思い出の所に行きますもんね

心温まる、ひと時のタイムスリップ。
このサービスは愛知県一宮市と知立市でも実施予定で、予約は専用サイトから。思い出とともに眠るガラケーを、久しぶりに起こしてみては…?
(東海テレビ)