大阪府吹田市の万博記念公園に、1970年の大阪万博を懐かしむことができる施設が8月11日にオープン。万博記念公園内に作られた「EXPO70パビリオン・別館」には、1970年大阪万博のシンボル、太陽の塔の「初代・黄金の顔」が目立つように展示されている。

「初代・黄金の顔」お披露目

実は、現在太陽の塔に取り付けられている「黄金の顔」は2代目だ。

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1970年の大阪万博で世界中から訪れたお客さんを出迎えた「太陽の塔」には4つの顔があり、最上部の未来を象徴する「黄金の顔」、正面の現在を象徴する「太陽の顔」、後ろの過去を象徴する「黒い太陽」、そして、塔の内部にある「地底の太陽」の4つだ。

初代の「黄金の顔」は、老朽化のため、30年ほど前に2代目に取り換えられ、その後は塔の中で大切に保管されていた。

その顔は、直径は10.6メートルで、身長181センチの記者と比べても、とても迫力のある大きさだ。

初代「黄金の顔」の表面は、金色の特殊フィルムで覆われていて、鋼の板がおよそ340枚組み合わされている。

およそ30年ぶりの公開に、万博公園を訪れた人は「(2代目なの)知らなかったです。(隣のおばあちゃんも?) 知らないね」と話した。

8月11日にオープンするこの施設では、初代「黄金の顔」のほかにも、当時のスタッフのユニフォームなども展示。かつての大阪万博の雰囲気をじっくり楽しめそうだ。

(2023年8月10日 関西テレビ「newsランナー」放送)

関西テレビ
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