山形地方裁判所で小学生向けの見学ツアーが開かれた。夏休み中の子どもたちが、クイズなどを通して裁判所が果たしている役割を学んだほか、実際の法廷を使った模擬裁判で、裁判官や弁護士などの仕事を体験した。
裁判所の役割学ぶ見学ツアー
この取り組みは、裁判についての理解を深めてもらい裁判所をより身近に感じてもらおうと、山形地方裁判所が2005年から行っているものだ。

8月8日は、山形市や米沢市などの小学3年生から6年生までの計19人が参加した。見学ツアーに参加した子どもたちは、クイズなどを通して裁判所が果たしている役割を学んだ。

裁判官役:
検察官が読み上げた事実についてどこか違うところはありますか?
被告役:
すべて間違いありません

実際の法廷を使った模擬裁判も開かれ、子どもたちが裁判官・検察・弁護士に分かれて裁判を体験した。
弁護士役:
今回このような事件を起こしてどう思っていますか?
被告役:
赤鬼は村人から雪若丸を奪ったのですから、自業自得だと思います

参加した子ども:
クイズだったり、本当に裁判をしたりできたのでとても楽しかった
参加した子ども:
本当にこのような場所(法廷)の風景はなかなか見られない。だから、じかに見られてうれしい

実際に使われている法廷での模擬裁判など「現場」を体験した子どもたち。夏休みの貴重な一日となったようだ。
(さくらんぼテレビ)
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