まもなくお盆を迎えるが、山形・米沢市では、お供え用の花として人気があるリンドウの収穫作業が盛んに行われている。2023年も多くの花を咲かせたリンドウは、暑さに負けない鮮やかさを見せている。
色鮮やかな「リンドウ」が収穫時期に
リンドウは、昼と夜の寒暖差が大きいと色付きの良い花を咲かせる。

置賜(おきたま)地域の山間部は栽培に適しているとして、JA山形おきたまでは9年前から本格的な栽培に取り組んでいる。

暑い日が続く2023年は例年よりも1週間から10日ほど生育が早く、米沢市簗沢(ヤナザワ)の古畑功一さんの畑では、7月上旬から収穫作業が始まった。

2023年は品質の管理に苦労したが、普段はほとんどしないという水まきをこまめに行った甲斐もあり、紫やピンクの鮮やかな花を咲かせている。

リンドウ生産者・古畑功一さん:
これからはこうした天候(暑さ)が続くと思う。それに対応できるように勉強しながら作っていきたい。(花は)こんな天候にも負けない。人間も負けないように頑張りたい

リンドウの収穫は10月上旬まで続き、JA山形おきたま管内では、2022年より3,300本多い19万2,000本の出荷を見込んでいる。
(さくらんぼテレビ)