熊本県立美術館分館で開かれている「岩合光昭の日本ねこ歩き」に動物写真家の岩合さんが来場し、トークショーやサイン会が開かれた。岩合さんが自由気ままな猫を上手に撮影する秘訣などについて語ってくれた。

岩合光昭さんの新作約150点

8月6日、写真展「岩合光昭の日本ねこ歩き」が開かれている県立美術館分館で、岩合さんのトークショーやサイン会が開かれた。

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写真に写る猫との思い出について、岩合さんは目を細めながら話してくれた。

動物写真家・岩合光昭さん:
この子8kgもあるんです。すごい重いんですよ。でもこの写真は、乗せたんじゃなくて、自分で乗ったんですよ。で、僕の顔を見上げたんですね。ねー、グー(猫の名前)

熊本での岩合さんの写真展は5年ぶりで、展示されている約150点の作品はすべて新作だ。トークショーでは、岩合さんが撮影時のエピソードについて語った。

新作 約150点も
新作 約150点も

動物写真家・岩合光昭さん:
天狗湯のグーちゃん。お風呂場の棚に乗ってくれたので、チャンスと思って回って撮影した

天狗湯のグーちゃん
天狗湯のグーちゃん

動物写真家・岩合光昭さん:
(静岡)朝霧高原に牧場があって、牧場の猫のコゲちゃん。1歳で三毛猫なんですけど、牛に背中をベロベロなめられて、見るからに背中がビショビショで

牛になめられている様子をパシャリ
牛になめられている様子をパシャリ

サイン会では、自分が撮った猫の写真を岩合さんに自慢する人もいた。

岩合さんに自慢する人も…
岩合さんに自慢する人も…

来場者:
テレビやSNSで見る岩合さんが近くにいて、すごくうれしかった

岩合さん「猫に出会ったらまず声掛け」

「うまく猫の目線をもらうテクニックを教えてほしい」と話していた来場者の質問を実際に岩合さんに聞いてみると、大事なのは“猫との会話”だという。

動物写真家・岩合光昭さん:
最初に猫に出会ったときにまず声かけをします。「おはよう」とか「名前は?」とか声をかけると猫が見てくれる。猫が「面白いな、近寄ってみようかな」と思うとそれだけで撮影ができると思う

気ままな猫とはコミュニケーションが大事
気ままな猫とはコミュニケーションが大事

自由気ままな猫の躍動感ある写真やカメラ目線の決めポーズを撮るには、猫とのコミュニケーションが必要のようだ。

「お気に入りの1枚を見つけて」

この「岩合光昭の日本ねこ歩き」は、熊本県立美術館分館で8月20日までで、8月8日からは、会場に岩合さん直筆のサインが展示されている。

動物写真家・岩合光昭さん:
お気に入りの写真を1枚選んでほしい。この写真の猫が好きとかウチにいる猫にそっくりでもいい。何か感じてくれることが写真家冥利(みょうり)でうれしい

お気に入りの猫を探しにきてはどうだろうか。

(テレビ熊本)

テレビ熊本
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