佐賀県を襲った大雨の影響で、大量の流木やヨシなどが流れ着いた有明海沿岸では、25日から漂着物の撤去が始まった。県は、ノリ養殖に向けた作業が本格化する9月上旬までには作業の完了を目指している。

漁業への影響を懸念…漂流物の撤去始まる

県内を襲った今回の大雨で、有明海沿岸には大量の流木やヨシ、家庭ごみなどが流れ着いている。

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このため県は、25日午前から佐賀市川副町の有明海沿岸で漂着物の撤去を始めた。約10人の作業員がクレーン車で大きな木やヨシなどを集めたり、分別しながらペットボトルなどを拾ったりしていた。

県河川砂防課・藤田孝道副課長:
かなり大変な作業になっていて、結構時間を要すると思うが、できるだけ速やかに漁業に支障がない形で対応したいと思っている。(ほかの海岸も)段取りができたところから随時対応をしていきたい

ノリ養殖本格化までに撤去へ

今後は小城市や鹿島市の有明海沿岸でも漂着物の撤去が行われる予定だ。

県は、有明海でノリ養殖に向けた支柱立てなどが本格化する9月上旬までには撤去を完了したいとしている。

(サガテレビ)

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