大雨で大量の土砂が流れ込む被害を受けた佐賀・唐津市の保育園が、被災から9日後、近くの公民館などで再開された。子どもたちの元気な声が戻ってきたが、今後、仮の運営を続けながら移転も検討するという。
保育園の再開「助かった」
続々と登園する子どもたち。唐津市浜玉町の平原保育園は、19日、公民館と集会所の2カ所で保育を再開した。平原保育園は、大雨で大量の土砂が流れ込んだほか、敷地の石垣が崩れ落ち、通常の運営ができない状態だった。

保護者:
本当に助かった。思ったより早く再開してもらった

保護者:
子どもも友達と会えるからうれしいだろうなと思って。家でも暇していたので。すごく良かった

大雨から9日、急ピッチでの再開となった。トイレは大人用しかないため補助便座を使い、手洗い場には小さな段を設置した。

園の職員:
子どもたちの元気な姿を見られて安心できた。早く1つのところで保育ができるようになれば

園の職員:
今まで通りにはいかないけど、先生たちで協力して話し合いながら、なるべく子どもたちに負担のかからないように進めていきたい

平原保育園は今後、2カ所で仮の運営をしながら移転も含めて検討する方針。
(サガテレビ)