アメリカ軍は25日、シリア上空でロシア軍の戦闘機がミサイルの追尾をかわすために使う「フレア」を発射し、アメリカの無人機に命中したと発表した。
アメリカ軍が公開した23日の映像では、シリア上空で無人機にロシア軍の戦闘機が接近し、真上から「フレア」を発射する様子が捉えられている。

アメリカ軍は声明で、過激派組織「イスラム国」を監視中の無人機にロシア軍の戦闘機が複数のフレアを発射し、うち1発が命中したとしている。

無人機はプロペラが損傷したものの、飛行を継続し基地に戻った。
国防総省の報道官は25日の記者会見で、「無謀な行動」と非難した上で、相次ぐロシア軍による妨害行為を中止するよう求めた。