19日に台湾・台北市で起きた無差別襲撃事件で、容疑者の宿泊先からガソリンが入った瓶23本などが見つかりました。
この事件は、台北市中心部の地下鉄駅で男が発煙弾を投げ刃物で通行人に襲いかかったもので、男はその後、隣の駅に歩いて移動し発煙弾を投げ通行人を次々と切りつけ、これまでに3人が死亡、11人が重軽傷を負いました。
周辺の飲食店店員:
皆はもちろんパニックでした。本当に危機的な状況でした。だから私は、お客さんたちに店に避難してもらいました。
台湾メディアによりますと、容疑者は逃げ込んだビルから飛び降り、死亡しました。
容疑者の宿泊先からは、ガソリンが入った瓶23本のほか刃物4本が見つかったという事で、一連の行動から警察は計画的犯行だったとみて、動機の解明を進めています。
事件現場の周辺は多くの観光客も訪れる場所ですが、日本人の被害はこれまでに確認されていません。