アメリカのバーンズ駐中国大使の電子メールアカウントが中国のハッカーに不正にアクセスされ、数十万通のメールが流出した可能性があることが明らかになった。
国務省は7月20日、FNNの取材に対して、バーンズ氏のメールが中国のハッカーに不正アクセスされたことを認め「ネットワーク上で懸念される活動を継続的に監視し対応している。調査は進行中である」と回答した。
アメリカメディアはバーンズ氏のほか、クリテンブリンク国務次官補のメールアカウントも不正アクセスされ、少なくとも数十万通の政府関連のメールが流出した可能性を指摘している。

2人は6月、北京を訪問したブリンケン国務長官の習近平国家主席などとの会談に同席していた。
IT大手のマイクロソフト社は先週11日、中国を拠点とするハッカー集団が5月中旬以降からアメリカの政府機関などに不正アクセスするスパイ活動を行っていたと発表している。