3年前、京都市の市営住宅で24歳の女性を殺害した罪に問われた男の裁判員裁判が始まり、男は起訴内容を否認した。

市営住宅で当時24歳の胸を何度も刃物で刺して殺害

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東京・葛飾区の無職、戸塚那生被告(23)は3年前、京都市下京区の市営住宅で山村留美乃さん(当時24)の胸などを刃物で複数回刺して殺害したほか、山村さんのゲーム機などを盗んだ罪に問われている。

2人はSNSで知り合い、戸塚被告は逮捕後の警察の調べに対し、「名前の知らない女性と京都で会ったことはあるが殺してはいない」と供述していた。

相手がナイフを持って襲ってきたので…正当防衛を主張 検察側は否定

10日の初公判で戸塚被告は、「死なせてしまったことは事実ですが、山村さんがナイフを持って襲いかかってきて起きたことです」と起訴内容を否認した。

検察側は冒頭陳述で、「被告人は山村さんをめった刺しにしたことから、人が死ぬ危険性が高いと認識していて殺意がある。また、山村さんが襲いかかった状況はない」などと指摘した。

一方、弁護側は「被告人が山村さんをナイフで殺したことは争わない。しかし、正当防衛が成立する」と主張した。

(関西テレビ「newsランナー」7月10日放送)

関西テレビ
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