イギリスBBCの名物司会者に、10代の若者から性的な写真を買い取っていた疑惑が浮上したが、ロンドン警視庁は調査の結果、「犯罪が行われた証拠はない」との見解を明らかにした。
この疑惑は、大衆紙サンが今月7日、BBCの男性司会者が10代の若者に性的写真を要求し、3年間で3万5000ポンド、およそ640万円を支払ったと報じたものだ。
サンは母親からの情報提供があったとしているが、その後、若者は弁護士を通じて、記事を「でたらめだ」と非難し、疑惑を否定した。
BBCは9日、この司会者を匿名のまま出演停止処分にしましたが、その後、名物司会者であるヒュー・エドワーズ氏であることが分かった。
ヒュー氏の妻がメディアに明らかにしたもので、ヒュー氏は現在、精神的な問題から入院中だという。
ヒュー氏は20年以上にわたり、BBCの夜の看板ニュース番組のキャスターを務め、オリンピックや王室の結婚式の報道を担当したり、去年エリザベス女王が亡くなったことを伝えるニュースを読んだことなどで知られている。
こうした中、地元メディアによると、ロンドン警視庁は12日、疑惑について調べた結果、「犯罪が行われた証拠はない」と発表した。
BBCは調査を継続するとしている。