ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が6月に武装反乱を起こした際、一部の部隊がロシア軍の小型核兵器を入手しようとしていたと、ウクライナ軍の情報機関トップが明らかにした。

ロイター通信によると、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は、“武装反乱でモスクワを目指していたワグネルの部隊の一部が、進路を変えて、モスクワの南約500キロにある核兵器貯蔵施設「ボロネジ45」に向かっていた”との見方を明らかにした。

この施設には、持ち運びが可能な「リュックサック」と呼ばれる小型核爆弾が保管されていて、結局ワグネルの部隊は扉を開けられず、持ち出せなかったという。

ブダノフ氏は、この行動をロシア政府が懸念し、ベラルーシのルカシェンコ大統領による仲介に繋がったと分析している。
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