埼玉や群馬など関東の4つの県で、突風によるとみられる被害が発生し、「屋根が飛ばされた」などの通報が数十件相次いだ。

関東の広い範囲で11日午後、大気の状態が不安定となり、激しい雨やひょうが降った。

埼玉・加須市では、家の屋根が飛ばされ、木の骨組みのようなものが路上でむき出しになっていた。

加須市では午後6時半ごろから「トタン屋根が強風で吹き飛ばされた」などの通報が15件相次いだという。
近くの幸手市でも、倒木などの被害があり、通報が10件相次いだという。

茨城県では、境町で農業用ハウスやゴルフ場のポールが損傷するなどの被害があった。

群馬県では、館林市で商業施設近くの道路の街路樹が3本折れたほか、邑楽町で小学校の駐車場にある木が倒れ、車3台が損傷した。

これまでに、群馬県・埼玉県・茨城県・千葉県の少なくとも8つの市や町で、突風などの被害が出ているが、いずれもけが人は確認されていない。
12日も全国的に「危険な暑さ」 各地で大気の状態不安定に
12日も全国的に「危険な暑さ」となるところがあるため、各地で大気の状態が不安定となる予想。

午前中から雷の発生しやすい状況となり、午後は関東から九州の内陸部を中心に、発雷確率が80%以上のところもある。

11日に被害があった関東でも、再び落雷や突風が吹くおそれがあり、警戒が必要。
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