庄内空港に、人気を集めている「機内食の自動販売機」があることを知っているだろうか。7月1日からそのラインナップに、ANAの国際線で提供している人気の機内食が加わった。
旅気分を味わえる「機内食の自販機」
飛行機に乗る楽しみの一つ「機内食」。2023年4月に、庄内空港出発ロビーにある「冷凍の自動販売機」で機内食の販売が始まると、国際線の機内食をイメージした4種類の料理が手軽に楽しめるとあって、空港利用客に加え、県内全域から多くの人が買い求めに来る人気となっている。

庄内空港ビル株式会社・山下高明代表取締役社長:
正直こんなに売れるとは思っていなかった。在庫量は調整していたが、それもなくなるぐらい。夫婦で買いに来たり、子ども連れなど空港利用客以外の購入が多い。そういう意味ではマーケットが広がった
ANA初・国際線の機内食を1,080円で

その人気の高さから、今回新たに国内の航空会社ANAも自販機で機内食を販売することにした。

ラインナップに加わるのは、ANAが国際線のエコノミークラスで実際に提供されている機内食のメインディッシュ5品で、それぞれ1,080円で販売される。

ANAの総料理長イチオシの肉汁あふれる「ビーフハンバーグステーキ」を始め、魚介の出汁で炊き上げたサフラン風味の「パエリア」、煮込んだ牛肉とクリームソースをまとったペンネの「牛肉と茄子の煮込みクリームペンネ添え」など、どれも味と素材にこだわった料理となっている。
ANAが国際線の機内食を自動販売機で提供するのは、これが国内で初めての取り組み。

庄内空港ビル株式会社・山下高明代表取締役社長:
外販ビジネスを拡大したいANAの思いと、空港を楽しい所にしたいという思いがマッチングして、新しいビジネスを始めてみようとなった。家庭に持ち帰って温めて食べてもらって、家族で旅に出たような、国際線に乗ったような気分を味わってほしい
電子レンジで解凍するだけで手軽に味わえる国際線の機内食。ANAの機内食の販売は7月1日から始まっている。
(さくらんぼテレビ)