堺市にある日本最大の古墳・仁徳天皇陵古墳の全長が、従来よりおよそ30メートル大きかった可能性があることが分かった。

全長・幅とも当時は30メートルほど大きかった可能性

堺市の「百舌鳥・古市古墳群」の仁徳天皇陵古墳は、2019年に世界文化遺産に登録され、宮内庁は保全などのため、レーザーで測量するなど高精度のデータを集めていた。

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2023年3月に宮内庁が発表した研究結果によると、古墳の全長は486メートルとされていたが、完成当時の姿を推定したところ、現在よりおよそ30メートル大きい513.3メートルだった可能性があることが分かったということだ。

前方部の最大幅も従来より30メートルほど大きい、342.75メートルの可能性があることが分かった。

今後さらに“大きくなる”可能性も

関係者によると、墳丘は後に崩落するなど形が変わっている部分があり、古墳の全長については今後の調査でさらに大きくなる可能性もあるため、公式の全長などは変えず、調査を継続するということだ。

(関西テレビ「newsランナー」6月26日放送)

関西テレビ
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