北海道生まれの夏に旬を迎えるイチゴが人気を集めている。想像を超える大きさと甘さ。きっと笑顔になるおいしさの秘密とは。

甘さ&大きさ "常識越え" 夏イチゴ

古沢哲也記者:
こちらが普通のイチゴ。そして倍ほどの大きさのこちらが夏瑞(なつみずき)です

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真っ赤に色づいたみずみずしいイチゴ。重さはなんと通常のイチゴの倍、40gもある。

イチゴを生産する「ホーブ」・小島丈明さん:
(今の時期)最初にとれる大きなイチゴは甘くておいしい。そこが大きな違いです

旬の「夏瑞」メロン並みの糖度も

一般的には、冬から春にかけて収穫されることが多いイチゴ。イチゴの研究開発をする会社・ホーブでは、品種改良を重ねてきた。研究期間は、なんと20年。

そして、ついに夏から秋にかけて出荷できるイチゴ「夏瑞」を完成させた。名前からもみずみずしさが伝わる夏瑞のお味は。

古沢哲也記者:
甘い。果汁が多くてジュースみたいです

メロン並みの糖度15度にもなることがある夏瑞。出荷は、6月から11月ごろまで続くが、特に今は40g程度の大きなイチゴが出荷されている。

よりおいしく!スイーツで夏瑞を楽しむ

そのまま食べてもおいしい夏瑞だが、一方で、もっとおいしく食べてほしいと商品を開発したお店もある。富良野市にある洋菓子店「ふらのパティスリートロン」が、この時期使うイチゴはすべて夏瑞。

パティシエの加野さんもその味に魅せられた1人だ。

ふらのパティスリートロン・加野裕介さん:
香りが本州のイチゴに比べるとよくて、全体的にバランスが取れているイチゴ

おすすめは、夏瑞がたっぷり乗ったイチゴタルト。

「イチゴを食べてもらう」がコンセプトで、イチゴの甘さを味わってもらうため砂糖の使用を抑えた。 

さらに暑くなるこれからの時期におすすめなのは、凍らせた夏瑞をそのまま削り、ソフトクリームを乗せた「雪苺」だ。

古沢哲也記者:
ふわっと口の中で消えていく食感。ソフトクリームがさっぱりしているので、イチゴの甘さがより際立っています

購入した人:
色鮮やかさにひかれて(購入した)。おいしそうだなと思いました

大きな実においしさと生産者の努力がぎゅっと詰まった夏瑞。暑くなる季節、みんなに元気を届ける。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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