ロシア軍に対する民間軍事会社「ワグネル」の反乱を巡り、自民党の新藤政調会長代行は25日、「事態に合わせ素早く動けるよう政府に検討させたい」と述べた。
フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演した新藤氏は、ワグネルの反乱について、「日本の外務省も、事態は緊迫しているとして、緊張して情報収集をした。今後、事態が動けば、それに対するオペレーションをいろいろ用意していると思う」と述べた。
ワグネルのトップであるプリゴジン氏は、ロシア軍がワグネルの拠点を攻撃したとして報復を宣言したが、24日に公開した音声メッセージで、モスクワまで200kmの地点に迫っていた部隊を方向転換させ、基地に引き返させていると表明している。
新藤氏は、「こういったことが起こり得ることがわかったわけだから、今後、また事態に合わせ素早く動けるよう、さらに政府として検討させたい」と述べた。