インドネシアを公式訪問中の天皇皇后両陛下はきのう、日本とゆかりのある現地の人たちと交流されました。

昨夜、両陛下は日本とゆかりのあるインドネシア人と交流し、「二人そろってインドネシアを訪問できて、うれしく思っております」と述べられました。


また、第2次世界大戦後もインドネシアに留まり、独立戦争に参加した元日本兵の子孫の男性に歩み寄り、陛下は「大変ご苦労されましたね」と声をかけられました。

きょう、こうした元日本兵も埋葬される墓地への訪問が予定されていて、皇后さまは「心を込めて供花をさせていただきたいと思います」と伝えられました。

これに先立ち、午前中にはジャカルタ近郊の宮殿で大統領夫妻主催の歓迎行事に国賓として臨まれました。

約20年ぶりの親善訪問となった皇后さまは、夫人の案内でジャワの伝統的な染物「バティック」の「ろうけつ染め」に挑戦し、実際に身にまとうなど、インドネシアの伝統文化を体験されました。