山形市に、2023年もサトイモをPRする地上絵が出現した。新型コロナウイルスが落ち着き、“山形の芋煮”から“世界の芋煮”にしていきたいと思いは広がるばかりだ。
巨大地上絵で芋煮をPR
サトイモ畑を上から見てみると、現れたのは見事な地上絵。

富や豊穣(ほうじょう)をつかさどるインドの神様「ラクシュミー」だ。
山形市の「さとう農園」は、山形のサトイモを広く知ってもらいたいと、7年前からサトイモ畑の畝で地上絵を作り、その様子をSNSで発信してきた。新型コロナが落ち着いた今、この絵に込めた思いを語ってくれた。

さとう農園・佐藤卓弥さん:
皆さんの運気が上がったり、商売が繁盛したり、経済が盛り上がって、なおかつ楽しい生活を送れるような形に、新しい時代に生まれ変わってほしいという思いを込めて作った

大きさは、縦112メートル・横80メートル。地上絵作りは5月5日に始まり、6月15日にすべての畝に黒いビニールシートを掛け終わり、完成した。

さとう農園・佐藤卓弥さん:
細かい形で今回図柄を作成したので、制作もそうですが、下書きに関しても、ものすごく2023年は大変だった

佐藤さんは海外の人にも山形のサトイモを知ってほしいと、2017年にナスカの地上絵を描いたことから、ペルーを訪れ芋煮を振る舞った。そして2023年2月、2022年にインドの神様を描いたことから、佐藤さんはインドを訪れ子どもたちに芋煮を振る舞った。

さとう農園・佐藤卓弥さん:
現地の子どもたちが喜ぶには、スパイスが必要だった。完成したのがインド風芋煮カレー。それが子どもたちにうけた

新型コロナが落ち着いたことで、世界へのPRにも力を入れていく。

さとう農園・佐藤卓弥さん:
「山形の芋煮」じゃなく、「世界の芋煮」に。どこに行っても芋煮が食べられるような世界になればということを原動力にしている

地上絵は、さとう農園のYouTubeチャンネルなどで見ることができる。
(さくらんぼテレビ)