仕事中、昼の休憩時間を十分に確保できているだろうか?

アサヒグループ食品が実施した調査で、「仕事中に指定された昼の休憩時間を十分に取れていない人」は56.3%だったことが分かった。

「仕事中に指定された昼の休憩時間を十分に取れていない人」は半数超(提供:アサヒグループ食品)
「仕事中に指定された昼の休憩時間を十分に取れていない人」は半数超(提供:アサヒグループ食品)
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調査は今年3月、全国の20代~50代の男女800人を対象に実施し、結果が5月31日に公表された。

この調査で、「出社日・リモートワーク日それぞれで、仕事中に指定された昼の休憩時間を十分に取ることができていますか?」と聞いたところ、56.3%が「(出社日・リモートワーク日いずれかでも)十分に休憩を取れていない日がある」と回答した。

また、休憩が十分に取れていない人の“十分に取れていない日の頻度”は、「週に1~2日程度(33.6%)」、「週に3~4日程度(25.8%)」、「月に1~2日程度(23.6%)」、「週に5日以上(17.1%)」という結果だった。

さらに、昼の休憩時間を十分に取れていないと回答した人を対象に、「実質的な昼の休憩時間」と「取りたいと思う昼の休憩時間(最低でも何分必要だと思いますか?)」をそれぞれ聞いたところ、実質的な昼の休憩時間の平均値は「44.3分」。

一方で、取りたいと思う昼の休憩時間の平均値は「63.1分」で、理想の昼休憩時間まで「18.8分」不足していた。他には、実質的な休憩時間が「15分未満」の人が9.8%を占めていることも明らかになった。

昼休憩の理想と現実(提供:アサヒグループ食品)
昼休憩の理想と現実(提供:アサヒグループ食品)

この調査では「半数以上が昼の休憩時間を十分に取れていないこと」「休憩時間が15分未満の人が約1割を占めていること」が分かったわけだが、それぞれ、どのような理由が考えられるのか?

アサヒグループ食品の担当者に聞いた。

担当者「週の中での忙しさには波」

――「半数以上が昼の休憩時間を十分に取れていない」。この理由としては、どのようなことが考えられる?

お昼の休憩を十分に取れていない方のうち、「週に1~2回程度」の方が約3割と最も高いことから、週の中での忙しさには波があり、特に忙しい日が該当していると考えられます。また、職業も理由の1つかもしれません。

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――「出社の人」と「リモートワークの人」を比べると、どちらが昼休憩をとれてない?

「出社時」の方が「リモートワーク時」と比較して、お昼休憩をとれていない傾向にあります。

リフレッシュは「高いパフォーマンスを発揮する」上で必要

――「働く人のお昼休憩に関する調査」を行った理由は?

今年3月発売の「ディアナチュラ ワンサプリ」のターゲットの実態調査を目的に実施しました。

「ディアナチュラ ワンサプリ」は「1食の飲む栄養素で、1日をワンダフルに」をコンセプトに、1食に27種の栄養素が摂れる、飲むタイプのサプリメントで、忙しくても時間も栄養も効率的に摂りたい方に、新しい栄養摂取の在り方を提案する新商品です。

ゆっくり時間がとれない時の朝食や、忙しい日のランチ代わりとしての取り入れていただきたい商品であるため、今回の調査において、働く人のお昼休憩やお昼ご飯の実態を調査しました。


――実質的な休憩時間が「15分未満」の人が約1割を占めている。休憩時間が短くなってしまう理由としては、どのようなことが考えられる?

理由は、職業や職場の環境によって異なると思います。一方で、労働時間に合わせた休息時間は法律でも決められており、昼休憩に限らず、リフレッシュをすることは「健康面」や「高いパフォーマンスを発揮する」上でも必要と考えます。

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今回の調査で「仕事の時間も食事の時間もどちらも充実させたいと思いますか?」とも聞いており、76.5%が「そう思う(そう思う28.4%、ややそう思う48.1%)」と回答している。仕事で高いパフォーマンスを発揮するためにも、なるべく、昼休憩を十分に確保することを意識してみてほしい。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。