ウクライナ南部にある水力発電所のダムが爆破され、周辺の町に大きな被害をもたらしている。
この記事の画像(16枚)あふれかえった水に流されていた家。
さらに、崩れ去る家もあった。
ウクライナの人々を脅かす攻撃が、また起こった。
爆破されたのは、ウクライナ南部にあるカホフカ水力発電所のダムだ。
大量の水が流れ出し、周辺の町に大きな被害をもたらしている。
男性がボートで救助に向かっていると…。
爆発音が響き渡った。
一面水浸しとなった道路には、水没した動物園から逃げ出せた白鳥が泳ぎ…。
街には、押し流されたのか、さまようビーバーの姿もあった。
攻撃を受けたカホフカダムは、近くにあるザポリージャ原発に冷却水を供給している。
そのため、侵攻が始まって以来、カホフカダムは何度もロシアの標的にされてきた。
2022年11月にも、ロシアの攻撃とみられる大爆発があり、その瞬間が映像に収められていた。
今回のダム破壊について、国連・グリフィス事務次長は、「ウクライナへの侵攻開始以来、市民生活に対する最大の攻撃の1つだ」と非難した。
7人行方不明、4万人以上が避難必要
これに対して、ロシア側は…。
ロシア・ネベンジャ国連大使:
欧米の支援を受けて、ウクライナ側がテロ攻撃に出たようだ。
現時点で7人が行方不明、4万人以上が避難する必要があるということだ。
(「イット!」6月7日放送より)