岩手県平泉町で、北に帰るはずのハクチョウが田んぼに居座り、農家が頭を抱えている。

田んぼの中を歩く5羽のハクチョウ
田んぼの中を歩く5羽のハクチョウ
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記者:
平泉町の田んぼですが、いました。5羽のハクチョウが、田んぼの中を歩いています。

岩手県平泉町にある田んぼで、今ごろ、北に帰っているはずの“冬の使者”、ハクチョウがまだ残っている。田植えが終わった水田に居座られ、農家は頭を抱えている。

平泉町 農林振興課・鈴木友也主査:
体で稲をなぎ倒してしまう。それで、稲をもう一度植え直さなければいけないので、農家は大変困っている。

町は、なんとかハクチョウに帰ってもらおうと、花火の音で追い払う作戦を実行した。

しかし、ハクチョウご一行は、悠々と歩いて隣の田んぼへ向かった。

平泉町 農林振興課・鈴木友也主査:
追い払っても次の日には戻る。若干、無力感がある。

帰らない理由は“ケガの可能性”

なぜ、ハクチョウは帰らないのだろうか。

平泉町 農林振興課・鈴木友也主査:
おそらく、けがをしているハクチョウが何羽かいる。

ハクチョウの捕獲は、県の許可が下りにくく、地道に追い払い作戦を続けるしかないということだ。

(「イット!」 5月24日放送より)

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