5月19日、北海道新冠町で道路を走っていた車が遭遇したのは、車めがけて勢いよく走ってくる “クマ”。
親子なのか、傍らには子グマの姿もあります。
運転者「ちょっとまって！」
同乗者「まって！」
運転者「きたきたきたきた」
同乗者「怖い！」
前方から全速力で走ってくるクマに、運転者は慌てて車をバックさせて距離を取ります。
距離を取ったことでひるんだのか、2頭のクマはいったん道路脇の茂みに入っていたものの、すぐさま道路に現れ、再び車を威嚇するように向かってきました。
運転者「ちょっと待ってちょっと待って！マジで後ろから車来たら死ぬし！」
同乗者「怖い…」
運転者「ちょっと待ってちょっと待って！」
クマとの距離を取るため、来た道をバックし続ける車。
他に車通りはないものの、前から迫るクマと、後ろから別の車が来るかもしれないという恐怖に、動揺する運転者と同乗者。
映像を撮影した同乗者によると、この付近では何度かクマに遭遇したことはあるものの、車に向かってきたのは初めてだといいます。
幸い被害はなく、その後、クマは茂みの方へと逃げていきました。
動物の生態に詳しい、アジア動物医療研究センターのパンク町田センター長によると、車に向かってきたのは「ヒグマ」ではないかといいます。
アジア動物医療研究センター・センター長 パンク町田氏：
たぶんエサがもらえると思って、向かってきていると思います。元は車からエサをもらった経験があるとか、そういうので、車に追い付けばエサがもらえるとか、そう思っているんじゃないですかね。
今回のように、車に乗っている際に突然クマと遭遇した場合は、どのような行動をとればいいのでしょうか？
アジア動物医療研究センター・センター長 パンク町田氏：
止まらないで、そのまま行ってしまえばよかったと思いますけど。止まった車はエサをくれると学習していると思いますね。
（「めざまし8」5月22日放送）
