国民的アニメキャラクター「ドラえもんの鈴」が、園児の命を守る。通園バスでの置き去りを防ぐため、山形・舟形町の園児がSOSボタンを押す訓練を行った。

「ドラえもんの鈴」を押して…SOSの訓練

警察官の指導:
ドラえもん見えますか? この黄色いボタン押してみてください。(警告音が鳴る)必ずこの黄色いボタンを押して「助けてください!」と合図してください

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園児:
はーい!

訓練は、舟形町の交通安全母の会が企画した。2022年9月、静岡県の認定こども園で起きた事件では、3歳の女の子が閉じ込められたバスの中から助けを呼べず、熱中症で死亡した。

事件を受けて、舟形町は2023年3月、バス4台に安全装置を設置した。

運転手がエンジンを切ると、まず「席に人がいないか確認し、『後方ボタン』を押してください」というアナウンスが流れる。

このアナウンスは、取り残された園児がいないか確認を促すもので、解除スイッチは座席の一番後ろにある。それでも万が一、園児が取り残された時は…。

警察官の指導:
その時(閉じ込められた時)は、ドラえもんのボタン「まだ私乗っています、助けてください!」と知らせるボタン

パニックにならずにボタンを押すよう、園児に繰り返し指導した。

警察官の指導:
ボタンを押してみてください。(警告音)この音で先生に知らせてくれます

舟形ほほえみ保育園・井上悦子園長:
これからどんどん暑くなって、さらにバスの中も暑くなる。自分の身は自分で守る。SOSボタンを使いこなせるよう指導を頑張りたい

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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