大阪の百貨店では早くもお中元の店頭販売が始まった。トレンドは”自宅用”と”定番の復活”。
近鉄百貨店限定のG(ギフト)7
百貨店のスタッフ:
お中元商戦がんばろう!
17日朝、大阪市阿倍野区の近鉄百貨店で勢いよくスタートした、お中元の店頭販売。

2023年のイチオシは、ぷりぷりのホタテなど北海道の名産や…京都の老舗料亭が仕込んだローストビーフなどバイヤーが厳選した近鉄百貨店限定の7品。
19日から始まるG7広島サミットにちなんで、その名も「G7(ギフトセブン)」。 2023年は全部で約1,500点を用意。それぞれの思いで商品を選ぶ。

親戚にお中元を購入する客:
夏やからおそうめん。どうやろ喜んでくれるかな、どうかなとか色々思いながら。楽しい
実家の母親にお中元を購入する客:
元気ですよという気持ちが入っていますね。受け取ったという電話もいただけますし、声の様子も分かるのでね
初日とあって朝から大盛況だ。

記者リポート:
開店から約20分。発注カウンターは既に満席で、順番を待っているお客さんがたくさんいます
しかし、近鉄百貨店によるとこれまでのように「お世話になった人」にお中元を贈る人は年々、減少。
自分・自宅用に買う人が増加
一方で、身近な家族に贈る人や、新型コロナの影響で自宅で過ごす時間が増える中、お中元を自分用として買う人が増えていて、近鉄百貨店は、“自宅用”にも力を入れている。

同居する息子夫婦に購入する客:
母の日にカーネーションもらったからそのお返し
自宅用に購入する客:
お菓子を毎年贈るんですけど(自宅用も)一緒に買おうかなと思って。家族で楽しんで

担当者は、ことしのトレンドについて、「調味料」や「食用油」など2022年から値上げの影響を受けている定番のギフトが、引き続き人気を集めるのではないかと予想。
近鉄百貨店 お中元担当北村真一課長:
社会情勢によって売れるカテゴリーが変わるのだなと実感して、今後も先の社会情勢を考えながら商品の品ぞろえをしていきたい
(関西テレビ「newsランナー」2023年5月17日放送)