歌舞伎ファン衝撃…市川猿之助さん自宅で倒れ緊急搬送死亡した段四郎夫妻は布団がかかった状態週刊誌記事の掲載当日に

マネージャーが倒れている3人を発見

自宅で両親と倒れているのが見つかった歌舞伎俳優の市川猿之助さん（47）。両親は布団がかかった状態で見つかり死亡が確認された。

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警察に通報が入ったのは5月18日午前10時16分のことだった。

通報内容：
猿之助さんを迎えに来たら意識がもうろうとしている

東京・目黒区にある歌舞伎俳優の市川猿之助さんの自宅を訪ねたマネージャーが、猿之助さんと両親の3人が倒れているのを見つけた。

猿之助さんは地下の自室で倒れていて、そばには遺書のような書き置きが見つかった。

両親は2階のリビングの床にあお向けで布団がかかった状態で倒れていて、母親（75）はその場で死亡が確認された。

父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん（76）は意識不明で見つかり、病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。

近くに住む人は猿之助さんと父親が搬送される様子を目撃したという。

近くの住民A：
救急車が4台くらい来て、（父親は）ほとんど意識がない状態で（酸素）マスクしてね。その後に猿之助さんが運ばれていって（酸素）マスクしていた

近くの住民B：
本当にここに昔から住んでいらっしゃるので、まだ今のように猿之助さんが有名になられる前に、ここら辺の地域で子供同士で行ったり来たり、そういうことがあったことは記憶しています。昔からのお付き合いでしたので、本当に無事にお帰りになればいいなと思っています

意識がもうろうとした状態で病院に搬送された猿之助さんは、命に別条ないものの、現在受け答えができる状態ではないという。

ショック受ける歌舞伎ファン

歌舞伎界屈指の人気俳優の緊急搬送。

東京・中央区の明治座では5月から市川猿之助さんが自ら座長を務める公演を行っていたが、18日午前11時半から予定されていた昼の部は中止となった。

午後5時からの夜の部は猿之助さんの代役を立てて公演を行うことになった。

明治座に駆けつけた歌舞伎ファンからは驚きの声が上がった。

ファンA：
ただただ、びっくり

ファンB：
最初彼女からメールもらったんです。私も見て「えー」っと思って。「どうしよう」「もう向かっている」「じゃあ行こう」という。ただびっくりで。あと「どうしよう？どうしよう？」って。いつも明るくて、いろんな役とか、歌舞伎に対しても意欲的で真摯で愛されているから、まさかこういうことがあろうとは…

ファンC：
衝撃というか。現実じゃないみたいな。夢じゃないけれど、信じられないかなと。面白そうな、明るい人なのかなという印象だから、悲しい出来事のニュースの中に名前が出てくるっていうのがすごい衝撃だなって思いました

猿之助さんに何があったのか？

猿之助さんは、2013年の囲み取材で…

市川猿之助さん（2013年）：
革新っていうのは、だいたい最初は悪口言われるんですよ。だから勇気ですよね。それだけです。時代を追いかけてるようじゃだめです。最初は孤立無援でいいと思いますよ。時がたってから、やっぱりそれが正しかったんだなということだとは思うんですね

また犯罪撲滅のイベントでは、次のようなメッセージを送っていた。

市川猿之助さん（2021年）：
本当に人として当たり前のこと、親を心配する、子供が親を守る、家族を守るという基本的なことから、まずは取り組んでいただきたいと思います

11年前に四代目市川猿之助を襲名し、人気アニメを題材とした歌舞伎を公演するなど新しいエンターテインメントへの挑戦を続けていた猿之助さん。

また、活躍の場をテレビにも広げ、社会現象となった人気ドラマ「半沢直樹」では、強烈な名ゼリフを残し話題を集めていた。

40年来の猿之助さんの友人という男性は悔しさをにじませながら、次のように話した。

猿之助さんの40年来の友人：
やっぱりショックですよ。非常に残念、残念です。彼は頭の回転も速いしね。すごい良い人物ですよ。伝統芸能を見せるだけでなくて、お客が喜ぶ、そういうものをやる時代だってことを引き継いでますからね。でも彼は立ち上がると思う。すごい頑張り屋だしね。また立ち上がって、いい舞台見せますよ。それを期待しています