山の雪も解け、山歩きに良い季節を迎えた、富山・南砺市の高落場山(たかおちばやま)。矢野美沙アナウンサーが、登山グループ、山凱会の皆さんと一緒に新緑の里山を歩いた。

山に咲く彩り豊かな花々

今回、山歩きを案内してくれるのは、富山県警山岳警備隊の元隊長、山凱会の谷口凱夫さん。

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矢野美沙アナウンサー:
谷口さんおはようございます!きょうはどんな山歩きが楽しめそうですか?

山凱会・谷口凱夫さん:
高落場山はブナの原生林が広がる山。新緑が今一番良いときだと思うので、ゆったり歩いて楽しんでください

矢野美沙アナウンサー:
きょうもよろしくお願いします!

南砺市の高落場山、標高1,122メートル。砺波平野と、その昔、平家の落人が住み着いたという五箇山の谷を隔てる山並みのひとつだ。

国道304号を五箇山方面に進み、林道・高清水線へ。今回は林道途中にあるパラグライダーの離陸基地の駐車場から登山道へ入った。

矢野美沙アナウンサー:
早速、春の花が迎えてくれてます。ショウジョウバカマ!

矢野美沙アナウンサー:
イワウチワのお花畑。ちょうど、今、良い時期じゃないですか!

矢野美沙アナウンサー:
「ヤブツバキ」が満開ですね。山の中でこんなにツバキが咲いてるのを、私は初めて見たかもしれません

広がるブナの原生林

そして、新緑を歩いていくと…。

山凱会のメンバー:
気持ちが良いね

ブナの原生林
ブナの原生林

矢野美沙アナウンサー:
なんだかまだ優しい、柔らかい緑ですね

高落場山は、加賀藩の時代から水源を保つため伐採が禁じられていて、北側の尾根にはブナの原生林が広がる。

山の名前は、元に帰ること・若返ることを意味する「変若(おち)」という言葉をとって、水が生まれる山として「高変若場山(たかおちばやま)」となったという。

中にはゾウの形に似た「ゾウさんブナ」と呼ばれているブナもある。

登山の醍醐味「山ごはん」

ブナの森を楽しみながら、ゆっくり歩いて登り始めから2時間ほど…。

矢野美沙アナウンサー:
ここは山頂ですか。到着! 気持ちが良い~

矢野美沙アナウンサー:
奥に見えるのは白山ですか? 緑の奥に真っ白な…。やっぱり、ここまで来ると少し空気が違いますね。風がすがすがしい

山での楽しみの一つは「山ごはん」。

矢野美沙アナウンサー:
ジュージューいっています。焼肉スペシャル。サムギョプサル風です。いただきます…おいしい!

矢野美沙アナウンサー:
さて私は食後のデザートをつくりたいと思います。砂糖とバターでリンゴを煮詰めホットケーキミックスをフライパンに流しこみます

矢野美沙アナウンサー:
アップルケーキ完成しました~! ということで、ハッピバースデー♪ 5月は谷口さんのお誕生月ということで、おめでとうございます!

山の案内をしていただいている山凱会の谷口さんは、実は5月が誕生月。85歳のお祝いだ。

矢野美沙アナウンサー:
改めて、里山歩きの魅力は?

山凱会・谷口凱夫さん:
やっぱり季節を体で感じられることじゃないですかね

矢野美沙アナウンサー:
これからも一緒に歩いてください!

2023年も、谷口さんの案内で山歩きは続く。

(富山テレビ)

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