石川県金沢市の郊外で見つけた、地域に愛され続ける味。レンコン100パーセント、小麦粉を使わない、チョー分厚いお好み焼き。そこには厚さの分だけ、愛情がつまっていた!
レンコンと愛情たっぷりのお好み焼きが大人気

石川県金沢市の北陸自動車道、金沢森本インターチェンジの近くにある「ご飯処かどや」

「ただいま〜!」と言いたくなるような温かさがあるこの店を切り盛りするのは、加藤純子さんだ。

笑顔のとっても似合う加藤さん。愛情たっぷりの料理を作り続けてきた。
一番人気は地元のレンコン100パーセントのお好み焼き「かどやき」
中でも、皆に愛されているのが…

ふわふわなお好み焼き、かどやきだ。

他とは違うお好み焼きにしたいと、厚さは何と4センチほど。毎年、10月から春にかけて、れんこんが収穫できる季節だけの期間限定メニューだ。
と、ここで問題!かどやきに使われているレンコン。どのように使っているだろうか?

正解は…

レンコンをすりおろして使っているのだ!
加藤純子さん:
加賀れんこん独特の粘りと、もち、ふわっとした食感のお好み焼きを食べていただくためにすりおろして使っています。
平井美優アナウンサー:
どうして加賀れんこんを使おうと思ったんですか?
加藤純子さん:
家のまわりが加賀れんこん農家さんが多くいらっしゃって、加賀れんこんをつかってお好み焼きはできないかなと思いまして、すりおろして生地にしました。

普段は「機械」を使うが、こうして「もっちり」と仕上げているのだ。

その他の材料は、とってもシンプル。キャベツ、卵、そして、小麦粉の代わりとなるのが、すりおろした加賀れんこん。

そして鉄板で焼いていくが…加藤さん、1人前の生地を2つに分け…

2つを上下にあわせて重ねると分厚いお好み焼きに

加藤純子さん:
最初から形を作っていたんだけど、あまりにも時間がかかるので、今川焼きのように2つに分けて焼いて、上下にあわせたら、そしたら時間短縮になりました。

加藤純子さん:
おいしいって思ってもらえるように、丁寧に焼いています。手作りです!

焼くこと20分…完成です!

平井アナ:
ふわ、もちっといきましたよ。良い香り!いただきます!

平井アナ:
まさに、ふわっ、とろっ食感!加賀れんこんの味わい、しっかりときますねぇ。

加藤純子さん:
れんこんそのものでしょ?
平井アナ:
すっとね、とろけちゃうんですよね。それでもしっかりと、加賀れんこんのもちっとした食感だったりとか、甘さがきますね。あとソースの濃さ、バッチリと合いますね!

加藤純子さん:
時間かけてじっくり焼くので、最初の一口を食べたお客さんの顔がね、おいしいって声が聞こえてきますし、もう今じゃ、リピーターさんが結構、いらっしゃいます。

触ったら崩れそう!もう一つの名物「とり天丼」
さらに、人気メニューをもう一つ。

加藤純子さん:
とり天丼です。
平井アナ:
すごーい!触ったら崩れちゃいそうな、ボリューム。

5つの大きなから揚げが乗る、とり天丼。

揚げる音:
ジューーーーーー!

鳥肉をからっと揚げて…ご飯が見えなくなるほどに乗せて、乗せて…自家製の和風ダレをかけて…このボリューム感。

天高くおいしそうなとり天。ワサビと合わせていただきます!

平井アナ:
おいしぃーー!とり天の中はジューシーで、衣はカリカリッと仕上がっていて。思っていたよりも油が気にならないし。甘めのタレとさっぱりワサビですごく食べやすいです。

加藤純子さん:
ワサビお代わりって言う人もいます。ごはんに混ぜて食べられる方もいます。

平井アナ:
んーーー、ごはんとも合いますね!

加藤純子さん:
女性の方もペロリと食べられて。

若い客の間で広まる「あるウワサ」…レンコンだけに!?
愛されている大人気のかどや。人気すぎて、最近では、若い客の間で、ある噂があるそうだ。

それは「縁結び!」
平井アナ:
かどやに来ると結ばれる?かもしれないんですか?
加藤純子さん:
お客さんが「お母さんおいしかった、また来るね」って仰ったんで、彼女も連れてきてねって言ったら、「ここ彼女来たら結ばれるって噂やぞ」って言われたんです。
平井アナ:
そんな噂が広まっているんですか!それはレンコンを使った料理で「将来を見通している」からですかね?

加藤さんの愛情こもった料理で、愛する方と特別な思い出を作ってみては?

(石川テレビ)