ロシアの民間軍事会社「ワグネル」トップ・プリゴジン氏が、ウクライナ東部の激戦地・バフムトからの撤退を撤回した。

ウクライナ東部の激戦地・バフムトに落ちる花火のような火花
ウクライナ東部の激戦地・バフムトに落ちる花火のような火花
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撮影された映像には、まるで花火のように細かい火花が落ちていく様子が映っていた。

さらに、地上は“火の海”状態だ。場所はウクライナ東部の激戦地・バフムト。

ウクライナ側は、ロシア軍が非人道的な兵器「白リン弾」を使用した証拠だとしている。

そのバフムトで戦っているのが、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」だ。

10日、「ワグネル」のトップ・プリゴジン氏は、「バフムトからの撤退」を発表し、鬼のような形相でロシアの正規軍を非難した。

「ワグネル」トップ・プリゴジン氏:
弾薬はもうほとんど残っていない!ショイグ!(国防相)ゲラシモフ!(参謀総長)、弾薬をどこに隠してる!

プリゴジン氏は、ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の2人を呼び捨てにして、怒りを爆発させた。さらに…。

「ワグネル」トップ・プリゴジン氏:
ぶくぶくと太った体でのんきに座ったまま、自分たちは勝者だと思い込んでいやがる。ホントはただの腰抜けどものくせして!

プリゴジン氏は、過激な言葉でロシア軍をこき下ろした。

態度が一変し、撤退を撤回

しかし、その後、プリゴジン氏の態度が一変した。

「ワグネル」トップ・プリゴジン氏:
ロシア軍から初めて戦闘命令を受けた。バフムトに残って戦う。

プリゴジン氏は、撤退を撤回した。

プリゴジン氏によると、数々の“残虐”行為で悪名高いスロビキン氏が、今後「ワグネル」と協力して戦うということだ。

(「イット!」5月8日放送より)