ロシアの民間軍事会社「ワグネル」トップ・プリゴジン氏が、ウクライナ東部の激戦地・バフムトからの撤退を撤回した。
この記事の画像(13枚)撮影された映像には、まるで花火のように細かい火花が落ちていく様子が映っていた。
さらに、地上は“火の海”状態だ。場所はウクライナ東部の激戦地・バフムト。
ウクライナ側は、ロシア軍が非人道的な兵器「白リン弾」を使用した証拠だとしている。
そのバフムトで戦っているのが、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」だ。
10日、「ワグネル」のトップ・プリゴジン氏は、「バフムトからの撤退」を発表し、鬼のような形相でロシアの正規軍を非難した。
「ワグネル」トップ・プリゴジン氏:
弾薬はもうほとんど残っていない!ショイグ!(国防相)ゲラシモフ!(参謀総長)、弾薬をどこに隠してる!
プリゴジン氏は、ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の2人を呼び捨てにして、怒りを爆発させた。さらに…。
「ワグネル」トップ・プリゴジン氏:
ぶくぶくと太った体でのんきに座ったまま、自分たちは勝者だと思い込んでいやがる。ホントはただの腰抜けどものくせして!
プリゴジン氏は、過激な言葉でロシア軍をこき下ろした。
態度が一変し、撤退を撤回
しかし、その後、プリゴジン氏の態度が一変した。
「ワグネル」トップ・プリゴジン氏:
ロシア軍から初めて戦闘命令を受けた。バフムトに残って戦う。
プリゴジン氏は、撤退を撤回した。
プリゴジン氏によると、数々の“残虐”行為で悪名高いスロビキン氏が、今後「ワグネル」と協力して戦うということだ。
(「イット!」5月8日放送より)