岸田首相は就任後、初めて韓国を訪問するため、7日、羽田空港を出発した。

出発に先立ち、岸田首相は記者団に「尹大統領との信頼関係に基づいて、率直な意見交換を行いたい」と述べた。

この記事の画像(3枚)

岸田首相は7日から2日間の日程で韓国を訪問し、尹大統領との首脳会談などを行う予定で、午前9時半頃、政府専用機で羽田空港を出発した。

公邸で記者団の取材に応じた岸田首相
公邸で記者団の取材に応じた岸田首相

これに先立ち公邸で記者団の取材に応じた岸田首相は、首脳会談について「信頼関係に基づいて、率直な意見交換を行いたい」と述べ、期待される成果については「今の段階で申し上げるのは、まだ早い」とした。

今回の訪韓は、3月に尹大統領が来日した際、首脳の相互訪問「シャトル外交」の再開で合意したことを受けたものだが、岸田首相は、「3月以降、財務、防衛をはじめ、様々なレベルで対話がスタートしている。こうした流れを一層、発展させる」と関係改善への意欲を示した。

また、尹大統領をG7広島サミットに招待していることに触れ、「国際情勢、地域情勢等についても意見交換をすることができればと考えている」と述べた。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。