2023年の「土用の丑の日」は7月30日。夏のイメージが強い丑の日だが、実は、春夏秋冬それぞれの季節に存在する。でも、春夏秋冬、ウナギを食べるのもお財布には厳しい…と言うことで、ウナギ気分を味わえるある商品を取材した。

春夏秋冬…季節ごとに土用の丑の日はあった

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秋末械人アナ:
ん-。いい香り。ウナギ丼にも見えるこちら、実は使われているのはウナギではないのです。

ウナギに見えるこちら。七尾市に本社を置く「スギヨ」が2015年に販売を開始したうなぎ風かまぼこ、「うな蒲ちゃん」

発売以来、スギヨが毎年改良を重ねている商品だ。

秋末アナ:
いただきます。おいしい。炭で焼いたような香りで身はふっくらしているんですけど皮に焼き目が入ったような固さもあって食感までそっくり再現されています。

スギヨ・開発本部 上田恒一(うえだこういち)副本部長:
関東風のふわっとした食感と、関西の香ばしい皮の香り、これが一緒になった商品がいいなということで設計しました。

スギヨ・開発本部 上田恒一(うえだこういち)副本部長:
ウナギはもちろん美味しいんですけど、うな蒲ちゃんでしかないおいしさだったりとかウナギよりうな蒲ちゃんが好きだという人が一人でも多く出てくれることが私たちにとっては一番です。

ウナギ気分を味わえる!?「うな蒲ちゃん」が自販機に

そんなうな蒲ちゃんの魅力をもっと多くの人に知ってもらおうとスギヨが2023年3月、金沢市内に設置したのが自動販売機だ。

うな蒲ちゃんのほか、スギヨの人気商品「香り箱」を使った炊き込みご飯などが冷凍で販売されている。

スギヨ・開発本部 上田恒一(うえだこういち)副本部長:
思ったより売れていて、予想外です。

中でもうな蒲ちゃんの売り上げはほかの商品の3倍ほどと好調だとか。

スギヨ・開発本部 上田恒一(うえだこういち)副本部長:
(在庫の)補充は週1回くらいのつもりだったんですけど、週1回で間に合わないこともありますね。

この日も、昼時には多くの人が立ち止まり、写真を撮るなど興味を示していた。

街の人は…

街の人:
最近見かけたので、買おうかどうしようかと思って。

街の人:
うなぎの自販機って書いてあって気になって…でもうなぎじゃないって書いてあったから。

実際に購入した人は・・

秋末アナ:
何を買われましたか?
購入した人:
うな蒲ちゃんのわっぱ飯です。職場に電子レンジあるのでそれで解凍できないかなと。
秋末アナ:
うな蒲ちゃん食べてきょうはどんなお昼休みにしたいですか?
購入した人:
いつもよりはちょっとだけ豪華なものにしたいですね。

スギヨでは、うな蒲ちゃんを使った弁当を全国のお弁当屋さんやコンビニなどに並ぶことを目指しているそうだ。味は非常に本格的!土用の丑の日と言わず、一度、食べて見てはいかがだろうか?

(石川テレビ)

石川テレビ
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