岸田首相の妻・裕子夫人が、単独で16日からアメリカを訪問していることについて、費用は公費で賄うことを、松野官房長官が明らかにした。

松野官房長官は16日午後の会見で、裕子夫人の単独訪米について、「必要な費用は公費で賄われる」と説明した。
松野長官は、裕子夫人の訪米の経緯について「元々は1月の岸田首相の訪米に随行する形で行われる予定だったが、米国側の事情により実現しなかったことも踏まえ、米国側の招待により実現することになったものだ」と述べた。
また、「夫人が招待に応じて、米国を訪問することは、外交儀礼上、意義のあることであり、また首脳の配偶者間の交流の促進を通じ、首脳間の友好・信頼関係の一層の促進にも繋がるものと期待されている」と意義を説明。

その上で、今回の訪問の位置付けは「首相の外国訪問の随行などと同様に、総理大臣の公務の遂行を補助する活動」だとして、「首相の外国訪問への随行時と同様に必要な費用は公費で賄われる」とした。
今回の訪問は、バイデン大統領の妻・ジル夫人からの招待によるもので、大統領夫人の招待で首相夫人が、単独でアメリカを訪問するのは初。
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