岩屋外相は、ドイツのワーデフール外相と東京都内で初めて会談し、外務・防衛の閣僚会合、いわゆる「2+2(つーぷらすつー)」の早期開催など、安全保障分野での協力を推進していく方針を確認しました。
岩屋外相:
国際秩序は引き続き厳しい挑戦を受けております。こうした中で、アジアと欧州をそれぞれけん引し、G7のメンバーでもある日本とドイツ両国が価値や原則を共有する重要なパートナーとして、緊密に連携していくことは極めて重要であります。
両外相は外務・防衛の閣僚会合、いわゆる「2+2」の早期開催やサイバー分野での連携のほか、官民の枠組みを活用した安全保障に関する対話などを強化する方針を確認しました。
一方、台頭する中国などを念頭に、半導体などのサプライチェーン強化など経済安保分野についての2国間協議を2024年に続き、2025年秋にも開催する方針で一致しました。
また、ロシアによるウクライナ侵攻を巡っても、「早期の全面停戦ひいては公正かつ永続的な平和の実現」に向けて、G7(主要7カ国)が結束する重要性を確認しました。
ワーデフール外相は就任後初めての日本訪問で、石破首相とも官邸で20分余り面会しました。