アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の会談について、石破首相は18日、「日本としても大きな関心を持ち注視をしている」などと述べた。
トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談は、日本時間の19日未明にアメリカの首都ワシントンで開かれ、“1対1”形式のほか、欧州の首脳らも交えて行われる予定。
石破首相は18日夜、記者団の取材に応じ、「日本としても、会合には大きな関心を持って注視をしているところだ。私自身が、トランプ大統領の積極的な取り組みを、歓迎するべきことだと思っている」と述べた。
また、「欧州の首脳が集まり、ウクライナとともに会談が行われることは、肯定的に考えるべきものだ」との認識を示した。
その上で、「率直な議論が行われること、ウクライナに公正で永続的な平和が実現する道筋ができることを強く期待している」と語った。
石破首相は、17日夜にフランス・イギリス・ドイツ政府主催の「ウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合」に参加している。
この会合については、「主権や領土など国家の根幹に関わる事項について、当事者のウクライナが関わる形で議論が進むことが極めて重要であるということを指摘した。おそらく他の全ての国が認識を共有した」などと説明した。
そして、「オンライン会議にアジアから日本だけが参加した。これは、ただウクライナの問題ではない。世界の平和と安全の維持について極めて重要であり、日本として、これから先も積極的に議論に参加していきたい」との考えを強調した。