最大で1日約12万人が利用し、万博の”玄関口”となる夢洲駅(仮称)。今回特別に許可をもらい、地下鉄の中に入り取材した。進められているのは、トンネルを開通させる工事だった。
潜入「夢洲駅」の内部へ…想像以上に進む工事
この記事の画像(8枚)大阪港湾局・津島亮担当係長:
ここからコスモスクエア駅に向けて、シールドマシン(掘削機)が掘進している状況。まさに夢洲の地下部分ですね。夢洲駅から夢咲トンネルまでの約700メートルを掘り進めることで、大阪メトロ中央線と直結し、大規模な輸送ルートが完成します
400メートルにわたって行われている駅の中の工事も順調だった。
大阪港湾局・津島亮担当係長:
茶色の筋を今後撤去して万博の入り口になります。ここはコンコース階。改札ができて、お客さんが流れていく
大阪港湾局・津島亮担当係長:
-Q:土木工事はほぼでき上がっている?
駅の躯体(くたい)で言うと9割ほど、終わっています
基礎工事はほぼ終わり、あとは内装を仕上げる段階に。
2年後には、「折り紙」を表現した天井や、絵替わりで長さ60メートルの超大型サイネージなど近未来のデザインが来場者を出迎える。
さらに地下2階では、まさに、レールを敷く作業が始まったばかり。
今後、黒を基調としたスタイリッシュなデザインのホームが完成する。
大阪港湾局・津島亮担当係長:
-Q:ここまでの進捗状況は?
いろいろ調整はありましたが順調に進んでいるので、このまま安全に終わることができたら。大変なところはあるけど、永久に残るものを作っているのは魅力がありますね
通常7~8年かかる地下鉄の工事を4年で
地下鉄の場合、新しく駅を建てるために、一般的には7~8年かかるが、夢洲の新しい駅は4年ほどで完成予定。
通常はすでにでき上がった街中で車などを止めながら工事をするのだが、夢洲では止めるものがないためどんどん工事を進めることができ、4年で完成するということだ。
万博開催に向けて、遅れることが許されない夢洲駅の工事。来年度中の開業に向けて、最後の仕上げが行われている。
(2023年4月14日 関西テレビ「newsランナー」放送)