南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の研究を進める山形大学で、長年の成果を紹介する展示会が開かれている。

現地に研究拠点を置く山形大学

展示会は、山形大学が「ナスカの地上絵」の研究拠点を現地に2012年に設立し、10年がたったことを記念して企画された。

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会場には、これまでの研究成果を紹介するパネルや、現地で発見した土器のレプリカなど約40点が展示されている。

地上絵の位置関係を把握できるナスカ大地を空から撮影した動画
地上絵の位置関係を把握できるナスカ大地を空から撮影した動画

このうち、ナスカ台地を空から撮影した動画では、数々の地上絵の位置関係を把握でき、神殿に向かう巡礼の道に沿うように地上絵が描かれたことを学ぶことができる。

ナスカ台地の航空写真をプリントしたマット
ナスカ台地の航空写真をプリントしたマット

また、別室には、ナスカ台地の航空写真をプリントした縦2.8メートル、横6メートルのマットが置かれ、上に乗って地上絵探しを体験できる。

山形大学ナスカ研究所・坂井正人副所長:
時空を超えて、ナスカの社会へワープするような経験をしてもらえるとうれしい

展示会は、山形市・小白川キャンパスにある山形大学附属博物館で、5月12日まで開かれている。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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