物価が高騰している今、新生活に必要なものを揃えるのに、リユース店が注目されている。
これからの生活にもお金がかかるので「初期費用」を抑えたい…
ずらりと並ぶ服やスニーカーに、高級ブランドのバッグまで。名古屋市名東区にある中古品のリユース店「セカンドストリート」では、約1万点の衣類などを扱っている。
店の人気のコーナーは「家具・家電コーナー」。約1000点の家具や家電を取り扱い、中でも冷蔵庫や掃除機、ソファなど、新生活に必要なものが特に売れているという。

店長:
物価高の影響で、リユース商品に注目が集まっていると思っております
総務省によると、家庭で消費するモノなどの値動きをみる2月の「消費者物価指数」は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、22年の同月比で3.1%上昇している。

電気冷蔵庫は26.1%、ベッドは11.1%と、新生活に必要な家具・家電の価格が大幅に上がっている。
この店では、利益を抑えてリユース商品の価格を据え置いてきたこともあり、売上が大きく伸びたという。

店長:
昨年(2022年)に比べて、家電製品で売上金額115%、家具で125%上がっております
2023年の春、地元の静岡県から愛知県の大学に進学し、一人暮らしを始めるという松村利輝さん(18)。冷蔵庫や洗濯機などの家電を新品で揃えたところ、物価高で予算が無くなりそうになったという。

春から大学生の松村利輝さん:
今日はソファとかテーブルとか家具を探しに来ました。他の家電とかを買って、だいぶ出費がかさんじゃったので、できるだけ抑えるところで抑えようということで、中古ショップに来ました
利輝さんの母親:
これからまた生活していくうえでお金がかかると思うので、初期費用はできるだけ抑えたい
そこで、リユース品の家具を選びに来店。300円のテーブルは驚きの安さで購入を即決断した。

他にも3900円のソファと900円の本棚も購入。狙っていた家具を予想以上に安く揃えることができた。

松村利輝さん:
大体中古のもので買い揃えても2万円くらいかかるかなって思ってたんですけど、実際は1万円以下で収まりました。これからの生活のことも考えると、だいぶ安く抑えられて嬉しかったです
(東海テレビ)