国内で初めて、NTTの次世代通信技術を活用して離れた場所にいる人同士でeスポーツやダンスを楽しむ実証実験が行われた。
次世代通信技術「IOWN」は、最先端の光技術を使うもので、次世代の通信規格「6G」の土台にもなる。
「3つの目標性能」
▼データ伝送容量 125倍に向上
▼遅延 200分の1に縮小
▼電力効率 100倍に向上
NTTは、「IOWN」を医療から金融、教育、交通、エネルギーまで日常生活に恩恵をもたらし、豊かな生活を創るための構想だとしている。

今回の実証実験では、渋谷と秋葉原の会場にプロゲーマーが分かれ、eスポーツのシューティングゲームを行った。
遅延を1マイクロ秒単位 (100万分の1秒)で調整することができるため、秋葉原の映像を渋谷に合わせることができる。
プロゲーマーのすでたきさんは「リモートと思えないほど遅延なく快適にプレイできました」と話した。

また、ダンスレッスンでは、指導者と生徒が離れた場所でも同じ場所にいるかのようにスムーズにレッスンを受けることができた。
NTTは、2030年にも「IOWN」を世界標準にしたいとしている。