安室奈美恵や三浦大知など数多くのスターを輩出し、日本の音楽シーンを席巻した”沖縄アクターズスクール”。 沖縄のエンターテインメントを見に世界中から人が集まる“メッカ”を目指して再始動した。

沖縄の本土復帰50年を記念して2022年10月に開催された沖縄アクターズスクール大復活祭では、3500人の観客が熱狂した。

牧野アンナさん:
あの時代に、あれだけ凄い才能を持った子たちがひとつの小さなスクールの中に凝縮してみんながいたというのが凄い事です

牧野アンナさん:
奇跡みたいな事をしていたんだなと改めて感じました

大復活祭からおよそ5ヶ月。
当時、沖縄アクターズスクールでチーフインストラクターを務めた牧野アンナさんが中心となり、”第2章”に向けて動き出した。
才能の育成に特化したスタイルでオーディションを開催
2023年1月、牧野アンナさんや大復活祭に出演したB.B. WAVESのメンバーらが集まり、大復活祭ライブの上映会が行われた。

牧野アンナさん:
当日見た時も思ったけど、B.B. WAVES最高だなと思いました。 アクターズスクールが今年、完全復活するのですが、元祖B.B. WAVESの活動もやっていけたらと思っています

沖縄アクターズスクールの再始動を宣言!
一体どんなスクールになるのか!?

牧野アンナさん:
才能の育成に特化したスタイルでやりたいと思っているので、オーディションで選んだ子たちをB.B. WAVESというグループで育成していきたいと思っています

歌やダンスのレッスンを通して世界に通用するスターを育成する令和版「B.B. WAVES」を結成。

メンバーを選抜するオーディションを2023年4月に開催する予定で、専用スタジオを那覇市のパレットくもじ9階に新設するなど、着実に準備が進んでいる。

再始動を決意させたのは三浦大知の言葉
牧野アンナさん:
大知に言われなかったら、私やろうと思っていなかったと思います

再始動を決意させたのは、大復活祭の直後にかけられた三浦大知さんの言葉だった。
三浦大知さん:
アンナさんがアクターズスクールでやってきたメソッドは、絶対に今後に残したほうが良いと思いますとアンナさんに言いました

三浦大知さん:
自分が沖縄に生まれて沖縄アクターズスクールに出会って、表現する事の楽しさや凄さ、歌って踊る事の尊さやパワーを学べました

三浦大知さん:
本当に自分の人生にとって財産です。学びの場所がこれから続いていくと思うとワクワクしています

再始動に向けて、インストラクターの育成プログラムもスタート。

牧野アンナさんだけではなく、B.B. WAVESの元メンバーで現在は振付師として活躍する高良舞子さんと喜瀬健さんがメインインストラクターを務める。他のB.B. WAVESの元メンバーたちも、今後B.B. MASTERに名前を変え指導をサポートしていく。

沖縄をエンタメのメッカに 観光の切り口にも期待
レッスン料は無料、スポンサーの協賛金でスクールを運営する計画で、アンナさんはインストラクターの育成だけではなく県内の企業回りにも奔走。
新しいアクターズが目指すビジョンを伝えている。

リウボウホールディングス 糸数剛一 代表取締役会長:
5年かかるか10年かかるかは別として、そんなに長期的ではなくても、ものすごい状態になる可能性があります。これは僕からすると、ひとつの大きな観光の切り口です。この子たちが育って国内外で知名度を得るようになると観光において、国内だけではなく海外も含めて、沖縄にどんどん来るようになるというのが容易に想像がつきます

牧野アンナさん:
アメリカのハリウッド、ニューヨークのブロードウェイのような形で沖縄にエンターテイメントを見るために世界中から人がやってくるような未来を目指したいです

牧野アンナさん:
沖縄のこどもたちの才能のレベルは全国的に見ても凄い!沖縄をエンターテイメントの才能のメッカにしたいです

1983年の開校から2023年で40年。
一世を風靡した沖縄アクターズスクールの第2章が始まる。
(沖縄テレビ)